楽天モバイルのテザリングとWi-Fiルーターのおトク度を比較しました
「カフェや新幹線でパソコン作業が出来たら便利だなぁ」と思う時ってありますよね。
最近はスマホで何でも調べられるようになりましたが、パソコンの方が、画面が大きく、一度に見れる情報量が多いですし、エクセルやパワポの作業をする方などは、パソコンが必要になってくると思います。
また、家にインターネット回線を引いている方は、もしかしたら、家のインターネット回線を止めて、モバイルWi-Fiやテザリングの方がおトクかもしれませんね。
今回は、外でもネットを楽しみたい方のために、テザリングと、Wi-Fiルーター、利用するならどちらがおトクか、色んな観点から比較していこうと思います!
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月額料金で比較
楽天モバイルのセット販売端末でもスマホやルーターは購入できますが、中古ショップで購入した方が両方とも安く利用できるので、中古ショップのスマホやルーターを利用する場合を考えてみましょう。
【端末本体】
- スマホ→ イオシスでiPhone5cの未使用品28,800円
- Wi-Fiルーター→ AmazonでL-01Gの白ロム15,340円
【利用プラン】
スマホ
- 通話定額:850円/月
- データ通信料:音声SIM 3.1GBプラン 1,600円
モバイルWi−Fiルーター
- データ通信料:データSIM 3.1GBプラン 900円
で比較してみました。
スマホ1台持ちで テザリング |
スマホとWi-Fi-ルーター2台持ち | ||
スマホ | スマホ | Wi-Fiルーター | |
端末本体代金 | 28,800円 | 28,800円 | 15,340円 |
利用料 (24ヶ月) |
58,800円 | 58,800円 | 21,600円 |
利用料 (1ヶ月) |
2,450円(3.1GB) | 2,450円(3.1GB) | 900円(3.1GB) |
内訳 | 通話定額 :850円 データ通信料 :1,600円(3.1GB) |
通話定額 :850円 データ通信料 :1,600円(3.1GB) |
– |
2年間合計 金額 |
87,600円 | 87,600円 | 36,940円 |
そうすると、月々Wi-Fiルーターを持つほうが、36,940円高くなりますね。
スマホ単体の料金と比較すると高いと感じると思いますが、家のインターネット回線の料金も合わせて考えると、Wi-Fiルーターも悪くないです。
Wi-Fiルーターの本体代金も合わせた月額料金は、1,539円/月なので、家のインターネット回線の料金が3,000〜4,000円の方は、家のインターネット回線を解約して、Wi-Fiルーターに変更した方が安くできますね。
動画をたくさん観る方は、プランを5GB=1,450円/月、10GB=2,260円/月に変更するのもアリでしょう。
家のインターネット回線と違って、外にも持ち運べるので、カフェや新幹線など移動中にも、パソコン作業が出来て、やれることの幅が広がります。
なお、Wi-Fiルーターとしては、UQワイマックスが通信速度が速く、無制限で使えて人気ですが、使うエリアによっては繋がらなくなる可能性があることに注意してください。
通信速度で比較
テザリングは、スマホ経由なので、通信速度が遅くなると言われる方がいますが、スマホのテザリング、Wi-Fiルーターで通信速度に差はありません。
スマホの性能が高ければ、テザリングの通信速度も速くなります。
スマホのテザリングでは、以下のように3つの接続方式があります。
- Bluetoothテザリング
- Wi-Fiテザリング
- USBテザリング
下に行くほど、通信速度が速くなります。
わざわざUSBケーブルを繋ぐのは、面倒なので、通常はWi-Fiテザリングでパソコンに繋ぐのが良いでしょう。
通信が上手く行かないと思った場合は、接続方式を変えてみると、正常に通信できる場合があります。
通常の通信速度自体は、テザリングもWi-Fiルーターも変わらないのですが、どちらも「3日で利用できる通信量の上限」が決まっていて、その上限を超えると通信規制を受けてしまいます。
連続で動画を1時間程度観るという方は、モバイルWi-Fiルーターを使う方が、通信規制に合わずに済むでしょう。
楽天モバイルの場合、3日間のデータ通信量の上限が、3GBプラン→540MB、5GBプラン→1GB、10GBプラン→1.7GBと決まっています。
540MBだと、大体、動画を1.5時間連続で見ると、超えてしまいます。
スマホが通信規制にかかってしまうと、乗車乗換、Google検索、Googleマップなどが使えなくなって、色々と不便なので、動画やオンラインゲームなど、ネットをヘビーに利用される方は、Wi-Fiルーターを使う方が賢いですね。
Wi-Fiルーターが通信規制にかかったら、スマホでテザリングをすればいいだけです。
非常時にテザリングという使い方もアリですね。
電池持ちで比較
テザリングを利用する際に、ネックになるのが、電池持ちです。
パソコンサイトはスマホに比べて、大きいので、その分消費するデータ通信量が多く、電池の消耗も激しいです。
テザリングをしながら、パソコンで動画を見ると、2時間半見ると、スマホのバッテリーを全て使いきってしまう、と言う実験結果もあります。
なお、上記は、Wi-Fi接続の結果で、Bluetooth接続だと、これが3時間程度持つようになります。
通信速度を取るなら、Wi-Fi接続ですが、電池持ちを抑えたいなら、Bluetooth接続の方が優れています。
USB接続をすると、パソコンのバッテリーを消耗しますが、スマホを充電しながら、テザリングを行うことが出来ます。
バッテリーは最大充電回数というものが決まっていて、何度も何度も充電すると、バッテリー持ちが悪くなってくるので、外でパソコンを利用する頻度が高い方は、テザリングよりも、Wi-Fiルーターを持つ方が、オススメです。
荷物の多さで比較
荷物の組み合わせをまとめると以下のようになります。
荷物の多さの観点では、スマホのバッテリーが切れると何も出来なくなってしまうので、モバイルバッテリーを持ち歩いている方が多いです。
No | パターン | テザリング | 主な充電源 | スマホの 充電頻度 |
1 | スマホのみ | しない | モバイルバッテリー | 中 |
2 | スマホとモバイルWi-Fiルーター | しない | モバイルバッテリー | 低 |
3 | スマホとパソコン | する | パソコン | 高 |
4 | スマホとWi-Fiルーターと パソコン |
しない | パソコン | 低 |
ただ、パソコンを持ち歩く利用頻度が高い方3や4の方は、スマホとパソコンを挿せば充電できるので、モバイルバッテリーは不要ですね。
Wi-Fiルーターより、テザリングの方が荷物が少なくて済むのは、テザリングのメリットですね。
海外利用で比較
スマホも、Wi-Fiルーターも、SIMロック解除すると、海外でも利用することが可能です。
これは、スマホ、Wi-Fiルーターどちらを利用しても同じです。
海外の空港でプリペイドSIMを購入すれば、スマホやWi-Fiルーターをレンタルするよりも、ずっと安く通信料が抑えられますよ。
たとえば、楽天モバイルのAterm MR04NLなら、元々SIMロックフリー端末なので、海外で利用される可能性のある方は、docomoの白ロムよりも、楽天モバイルのセット販売端末を購入することをオススメします。
なお、docomoのWi-Fiルーターを購入した場合で、海外で利用するためには、docomoショップでSIMロック解除を行う必要があります。
SIMロック解除を行うには、手数料が3,000円かかり、メーカーに商品を送って対応をするので、約1週間程度時間がかかります。
2015年5月以降に発売された端末の場合、購入から半年以上経たないとSIMロック解除ができないので、注意してください。
docomoで利用可能なWi-Fiルーターとしては、以下がありますが、
Wi-Fi STATION L-01G、Wi-Fi STATION L-02F、L-03E、L-04D、BF-01D、F-06C、Wi-Fi STATION HW-01F、Wi-Fi STATION HW-02G、HW-02E
2015年4月以前に発売された機種かつ、LTE対応のWi-Fiルーターということだと、「Wi-Fi STATION L-01G」がオススメです。
まとめ
月額料金で比較
Wi-Fiルーターを利用する方が、スマホ単独でテザリングで利用するより、月額1,539円高くなります。
もし自宅のインターネット回線をそれほど使っていないようであれば、Wi-Fiルーターに置き換えるほうが、トータルの通信費を安く抑える事ができます。
通信速度で比較
テザリングもWi-Fiルーターも通信速度は変わりません。
ですが、どちらも3日間にできる通信量の上限があるので、パソコンで動画を見たりするなど、データ通信を大量に消費することが多い方は、Wi-Fiルーターを利用した方が良いです。
スマホが通信規制をかけられてしまうと、Googleマップや乗車乗換などが利用できなくなり、大変不便になってしまうからです。
電池持ちで比較
テザリングは電池の消費が激しくなるので、あくまで補助的にパソコンに繋ぐ機能です。
毎日パソコン作業を外でするような方は、Wi-Fiルーターを使うことをオススメします。
荷物の多さで比較
Wi-Fiルーターを利用すると、どうしても荷物が増えてしまうので、荷物をスッキリさせたい方は、テザリングがオススメです。
海外利用で比較
Wi-Fiルーターでもスマホのテザリングでも、どちらもSIMロックフリー端末を購入すれば、海外でも利用できます。
楽天モバイルのセット販売端末はSIMフリー端末なので、海外でも利用できますよ。
最近はスマホやWi-Fiルーターの通信速度が速くなってきて、自宅のインターネット回線と通信速度が変わらなくなってきました。
荷物を減らして補助的に使うならテザリング、外でのパソコンの利用頻度が多いならWi-Fiルーターがオススメですね。
楽天モバイルのセット販売端末なら、スマホもWi-Fiルーターも、SIMロックフリー端末なので、海外で利用が想定される方は、端末とセットで購入するといいですよ。