楽天モバイルがIIJmioよりオススメな3つの理由
格安スマホ(MVNO)で評判の良い楽天モバイルとIIJmioを徹底比較していきます。
楽天モバイルは、CMでお馴染みで、音声SIMの契約者数では第1位と、格安スマホ(MVNO)では最も人気が高いです。
IIJmioは、契約者数は3位ですが、ブランドイメージやユーザー満足度が高いです。
格安スマホ(MVNO)は、docomo、au、ソフトバンクのように「2年縛り」はないですが、最低でも1年は利用しないと解約違約金がかかり、MNPで転出する場合には、新たに契約する場合は、事務手数料もかかってしまいます。
docomo、au、ソフトバンクよりも、気軽に契約出来ますが、せっかく乗り換えるなら長く使いたいですよね。
そこで今回は、格安スマホ(MVNO)で人気の楽天モバイルとIIJmioについて、様々な角度から比較して、どちらがオススメかを解説していきます。
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Contents
月額料金比較
そもそも、格安スマホ(MVNO)の料金は、以下4つに分かれます。
- データ通信料金
- 通話料
- オプション料金
- 申し込み/解約金
この内、月々定額でかかってくるのは、「1.データ通信料金」「3.オプション料金」の2つです。
オプション加入は任意なので、格安スマホ(MVNO)の利用料として、毎月最低限支払う必要があるのは、「1.データ通信料金」です。
通常、月額料金と言うと、「1.データ通信料金」のことを言います。
データ通信料金の比較(音声SIM)
データ通信料金を比較すると、楽天モバイルもIIJmioもほぼ同じ料金設定ですが、10GBプランがややIIJが高くなっていますね。
楽天モバイル | IIJmio | |
3GB | 1,600円 | 1,600円 |
5GB | 2,150円 | 2,220円 |
10GB | 2,960円 | 3,260円 |
IIJmioの10GBは、ファミリーシェアプランという名称が付いていて、+400円支払うと、最大10枚までSIMを発行して、10枚のSIMで10GBをシェアできます。
楽天モバイルは、データ通信量をシェアすることが出来ないので、たとえば家族3人で利用しようとすると、1,600円/月(3GB)x3人分=4,800円/月の料金が必要です。
IIJmioの場合、3人で10GBをシェアすれば、4,060円/月でなので、月々740円も安いですね。
しかも、この差は、シェアする人数が増えれば増えるほど、開いてくるので、IIJmioは大人数で利用するとおトクだということが分かります。
楽天モバイルは、
- 家族友人紹介で5,000円相当の楽天ポイント
- 端末下取りで最大4,000円相当の楽天ポイント
- 20歳以上の学生は、月額料金3ヶ月分無料
- 楽天モバイル契約者全員、初月の月額料金無料
など、キャンペーンによる割引が中心のため、ベースの月額料金は、格安スマホ(MVNO)では平均的な料金設定になっています。
通信速度比較
通信速度は、契約ユーザー数に応じて、変化するので、通信速度が優れている格安スマホ(MVNO)を決めるのが難しいですが、MMD研究所の調査によると、2015年の4月→9月にかけて、IIJmioの通信速度が上がっています。
通信速度が速くなる理由として、利用するサーバーを新しく新設することが上げられます。
新しいサーバーを利用した当初は、そのサーバーに接続しているユーザーが少ないため、回線が混雑せず、通信速度が速くなります。
2015年4月格安スマホ通信速度調査(MMD研究所)
2015年9月格安スマホ通信速度調査(MMD研究所)
実は、2015年10月6日以降、楽天モバイルに加入したユーザーは、「rmobile.jp」という新しいサーバーに接続するようになっており、通信速度が非常に高くなっているという情報があります。
確かに、スマホの初期設定では、2015年10月5日以前に契約したユーザーと、2015年10月6日以後に契約したユーザーで、接続するサーバーが分かれており、ネットの口コミなどを見ても、2015年10月6日以降に契約したユーザーの通信速度の評判は良いです。
【3日間の通信規制を比較】
また、docomo、au、ソフトバンクや格安スマホ(MVNO)には、通信規制というものがあります。
スマホで動画をよく観る方なら、経験されたことがあるかもしれませんが、3日間にデータ通信を使い過ぎると、通信速度が、ウェブサイトを見れないほど遅くなります。
3日制限と呼ばれるもので、各社、3日間のデータ通信量の上限を定めています。
IIJmioはどのプランでも、3日間の合計のデータ通信量が366MBになると通信規制がかかります。
楽天モバイルは、3日間の合計のデータ通信量の上限がプランによって違って、3GBプラン→540MB、5GBプラン→1GB、10GBプラン→1.7GBとなっています。
1GBでYouTubeの動画を3時間程度視聴できるのですが、IIJmioでは、連続1時間以上動画を見ると、通信規制がかかってしまいますね。
10GBなど大容量のプランで、動画やオンラインゲーム用にスマホを利用したい方は、楽天モバイルの方が、制限なく利用できるでしょう。
オプションサービス比較
続いて、オプションサービスを比較していきます。
楽天モバイルのオプションサービスの特徴は、通話定額です。
待ち合わせや、お店の予約など短い通話なら、何度電話をしても、月額850円です。
長電話はLINEやSkypeを利用すればいいので、楽天モバイルの通話定額に加入しておけば、通話料金を安く抑えることが出来ますね。
また、スマホをそれほど使い慣れていない方にとっては、データ移行のサポートがあることが大きいと思います。
データ移行をする際は、様々な暗証番号が要求され、ほとんどの方は、暗証番号を設定したことすら、忘れています。
その場合、リセットや再設定が必要になりますが、どこかで躓くと1日中かかってしまうことがあるので、楽天モバイルの有償サポートを利用するのも一つですね。
一方IIJmioのオプションサービスの特徴は、オンラインのストレージや、書籍、音楽などですが、こうしたサービスをわざわざIIJmioで申し込まなくても良いと思います。
オンラインストレージは、Google DriveやGoogleフォト、Google Play musicなどGoogleのサービスで良いモノがありますし、書籍や音楽についても、無料のサービスがネットを検索すれば、沢山出てきます。
楽天モバイル | IIJmio | |
留守電 | 月額300円 | 月額300円 |
転送電話 | ◯ | ◯ |
通話かけ放題 | 5分間通話かけ放題 :月額850円 |
– |
サポート・補償 | 初期設定:無料サポート データ移行: -電話サポート→月額500円 -お預かりサポート→5,000円 -訪問サポート→11,000円 端末補償:月額500円 |
初期設定:無料サポート データ移行:- 端末補償:月額380円 |
セキュリティパック | スマートフォンセキュリティ :月額300円 |
みまもりパック(子供向け) :月額500円 迷惑防止パック(シニア向け) :月額500円 ウイルスバスター :月額250円(2ヶ月無料) i-フィルター :月額250円(2ヶ月無料) トビラフォンforAndroid :月額300円(2ヶ月無料) |
ストレージ | – | AOSBOX Android pro :月額500円(2ヶ月無料) |
書籍読み放題 | – | タブホ :月額500円(2ヶ月無料) |
音楽聴き放題 | – | スマホでUSEN :月額490円(2ヶ月無料) |
端末ラインナップ比較
端末ラインナップは、楽天モバイルの方が、機種数も多く、良い機種が沢山あります。
格安スマホ(MVNO)の中で、端末にここまで力を入れているのは、楽天モバイルだけですね。
1万円台〜7万円台まで、幅広い機種を扱っています。
楽天モバイルの対応端末についてはこちら
楽天モバイル
■5〜7万円台
Mate S Huawei
◆価格(税抜き)
79,800円
◆特徴
・高級感のあるフルメタル筐体を採用
・液晶は、Gorillaガラスでキズが付きにくい
・0.5秒でロック画面を解除、最新の指紋センサー技術を搭載
Xperia J1 Compact Sony
◆価格(税抜き)
54,800円
◆特徴
・格安スマホ最高スペック
・2,070万画素、ソニー製センサー搭載のハイスペックカメラ
・3日持ちのバッテリー
■3〜4万円台
honor6 Plus Huawei
◆価格(税抜き)
45,800円
◆特徴
・背面の「800万画素ダブルレンズ」で一眼レフ相当の撮影品質
・ヘビーユーザーでも1日以上余裕で持つ、2,500mAhバッテリ
・最高峰スペックの8コアのCPUと3GBのメモリで3Dゲームも
軽々動く
AQUOS SH-RM02 SHARP
◆価格
39,800円
◆特徴
・安心の電池持ち3日間
・汚れもさっと水で洗い流せる防水対応
・スマホ一つで買い物ができるおサイフケータイ対応
arrows RM01 FUJITSU
◆価格(税抜き)
36,720円
◆特徴
・スマホ初心者でも分かりやすいシンプルなホーム画面
・直感的で操作しやすい、手書き入力対応
・初期設定済みで、SIMカードを挿すだけで使える
Zenfone2 ASUS
◆価格(税抜き)
32,800円
(16GBモデル)
◆特徴
・世界初の4GBメモリで快適動作
・暗所でもくっきり撮れる高性能なカメラ
・画面占有率72%で5.5インチ大画面なのに手の平にフィット
Zenfones Selfie ASUS
◆価格(税抜き)
37,800円
◆特徴
・両面1,300万画素で、最高の自撮りが可能
・Qualcomm社の高性能8コアプロセッサー搭載で快適動作
・手袋を付けたままでも利用できる手袋モードなど
使いやすさにこだわった設計
■1〜2万円台
arrows RM02 FUJITSU
◆価格(税抜き)
29,800円
◆特徴
・独自の省電力技術でバッテリー3日持ち
・耐衝撃と防水搭載の安心品質
・防塵機能搭載で耐久性も抜群
P8 Lite Huawei
◆価格(税抜き)
28,600円
◆特徴
・同時アプリ起動でもサクサク動く8コアのCPU
・見た目にこだわった狭額縁ディスプレイ
・美しく深いサウンドが楽しめる高性能スピーカー
Zenfones Laser ASUS
◆価格(税抜き)
22,800円
◆特徴
・低価格高品質のおトクなスマホ
・一発でピントが合うレザーオートフォーカス
・AUSU独自のキッズモード搭載でお子さんも使える
Desire 626 HTC
◆価格(税抜き)
27,800円
◆特徴
・メインカメラ1,500万画素+
サブカメラ500万画素の高性能カメラ
・おしゃれなツートンカラー
・独自技術採用の高画質液晶パネル
Zenfone5 ASUS
◆価格(税抜き)
26,400円
◆特徴
・4コア、2GBメモリでウェブサイトを軽快にブラウジング可能
・ビジネスにも使えるATOKキーボードを標準搭載
・小さな文字も見やすい5インチ大画面
Liquid Z330 Acer
◆価格(税抜き)
12,000円
◆特徴
・格安スマホ唯一の1万円台スマホ
・Acer独自のキッズモード
・低価格でも充実の両面500万画素のカメラ
IIJmio
■3万円台
HUAWEI GR5
◆価格(税抜き)
32,800円
◆特徴
・高級感あふれる、アルミ・マグネシウム合金仕上げ
・1,670万色の色彩豊かなディスプレイで漫画も動画も楽しめる
・高音質内臓スピーカーで、力強いサウンドを楽しめる
■1〜2万円台
ASUS ZenFone Max
◆価格(税抜き)
27,800円
◆特徴
・5.5インチ大画面の強化ガラスディスプレイ
・超大容量5,000mAhで、友人のスマホの充電も可能
・高級感のあるメタルフレーム
ASUS ZenFone Go
◆価格(税抜き)
19,800円
◆特徴
・キッズモードで、セキュリティもばっちり
・「画面のなぞるだけで、カメラを起動」使いやすさにこだわった設計
・5.5インチ大画面ハイスペックなのに低価格
ASUS ZenFone 2 Laser
◆価格(税抜き)
27,800円
◆特徴
・低価格高品質のおトクなスマホ
・一発でピントが合うレザーオートフォーカス
・AUSU独自のキッズモード搭載でお子さんも使える
富士通 arrows M02
◆価格(税抜き)
29,800円
◆特徴
・独自の省電力技術でバッテリー3日持ち
・耐衝撃と防水搭載の安心品質
・防塵機能搭載で耐久性も抜群
楽天モバイルがIIJmioよりオススメな3つの理由
様々な観点で、楽天モバイルとIIJmioを比較してきましたが、以下理由で楽天モバイルをオススメしたいと思います。
オススメな理由①:通話定額がある
これまで、格安スマホ(MVNO)は、通話料が安くならないと言われてきました。
確かにデータ通信料は、docomo、au、ソフトバンクの1/3〜1/4になるのですが、通話料金は1分=40円のままです。
LINEやSkypeを利用している方が増えて、無料で通話が出来るようになってきましたが、固定電話への通話など、まだまだ電話が必要な機会はありますよね。
楽天モバイルの通話定額を使えば、5分間の通話料が無料になるので、短い通話を重ねても、月額料金が変わりません。
通話料により月額料金が変動せずに、携帯電話を利用できるのは、安心感がありますよね。
オススメな理由②:端末ラインナップが豊富
格安スマホ(MVNO)に乗り換える際、悩ましいのが、スマホの本体です。
セット販売端末でなくても、docomoの端末であれば、楽天モバイルでも、IIJmioでもそのまま利用できるのですが、初期設定や、データ移行などセット販売だと、サポートを受けやすく、新しい機種への切り替えもスムーズです。
楽天モバイルのセット販売端末は、格安スマホ(MVNO)の中で機種数が多く13機種で、コスト重視の方から、スペック重視の方まで、幅広い端末を選べます。
オススメな理由③:通信速度が速い
楽天モバイルは、2015年10月6日以降、新サーバー「rmobile.jp」を利用し始めたことにより、通信速度が速くなっています。
通信速度は、ユーザー数により常に変化するのですが、新しい施策をどんどん打っていく楽天モバイルなら、通信速度の強化にも期待できると思います。
楽天モバイルは、3日間に利用できるデータ通信量も、IIJmioよりも多く、スマホで映画やオンラインゲームをするような、ヘビーユーザーの方でも使いやすい格安スマホ(MVNO)です。
まとめ
月額料金比較
- 10GBの大容量プランは、IIJmioなら、1枚400円で10枚までSIMを発行して、みんなでデータをシェアできておトクです。
- 一方楽天モバイルは、キャンペーンによる割引が強いです。
通信速度比較
- IIJmioは2015年4月→9月で通信速度が速くなっています。
- 楽天モバイルも、10月以降、新しいサーバーを利用し始めてから、通信速度が速くなりました。
- 3日間で使えるデータ通信容量は、楽天モバイルの方が多いです。
オプションサービス比較
- 楽天モバイルは、通話かけ放題やサポートサービスが充実しています。
- IIJmioは、オンラインストレージ、書籍、音楽サービスのオプションが利用できますが、ネット上で無料で使えるものも多数出ているので、IIJmioでこのサービスを申し込む理由は、それほどないと思います。
端末ラインナップ比較
- セット販売端末は、楽天モバイルが13機種、IIJmioは5機種と、楽天モバイルの方が多く、セット販売端末購入者に対するオプションサポートも付けられます。
楽天モバイルがIIJmioよりオススメな3つの理由
- 通話定額がある
- 端末ラインナップが豊富
- 通信速度が速い
特にスマホをあまり使い慣れていない方にとっては、楽天モバイルの端末ラインナップの多さは、非常に助かります。
自分でイチから端末を選んで、設定をして、データ移行をするのは、結構骨が折れます。
セット販売端末なら、楽天モバイルの音声SIMとセットで申し込めて、その後のサポートも受けやすいので、格安スマホ(MVNO)を利用し始めてつまずくリスクを抑えられます。
docomo、au、ソフトバンクから、初めて格安スマホ(MVNO)に乗り換える方は、インターネット申し込みという時点で、戸惑われる方も多いと思います。
楽天モバイルは、申し込みの流れも非常に分かりやすいので、余計なストレスなく、格安スマホ(MVNO)に切り替えられると思いますよ。